【文法基礎】 時制 PART 2
今回は前回の続きで未来形から始めていきます。
(1) ( )に適する語を書きなさい。
彼女は明日の2時には映画を見ているところでしょう。
She ( )( )( ) the movie at two tomorrow.
(2) ( )に適さない語を選びなさい。
I ( ) Osaka for Tokyo to make it tomorrow.
① am leaving ② leave ③ left ④ will leave
(3) A: I heard you have a plan next week.
B: Yes. I ( ) go to Germany to see my friends.
① will ② am going to ③ have to ④ get to
(4) ( )に適する語を書きなさい。
年配の女性がまさに混雑している道を横切ろうとしている。
The old woman ( )( )( )( ) the busy street.
(5) Please wake me up when the train ( ).
① arrives ② will arrive ③ arrived ④ is arriving
(6) I will have finished homework by the time my father ( ) back.
① comes ② will come ③ came ④ is coming
(7) I don’t know if it ( ) tomorrow.
① rains ② will rain ③ is raining ④ will be raining
(8) Please tell me when the train ( ).
① arrives ② will arrive ③ will be arriving ④ arrived
今回の8問は未来形、時や条件を表す副詞節に関する問題です。
【解法】
日本語訳で考えてはいけない。
① 未来を表す表現として4種類 (多少のニュアンス違いはあります)
話し手の気持ちが動詞に表れているので、未来のことでも、心が今に近い状態にある時に、現在形や現在進行形が使われます。非常に主観的になるので、設問では問われにくいです。
➡ I leave for Osaka tomorrow.
I am leaving for Osaka tomorrow.
I am going to leave for Osaka tomorrow.
I will leave for Osaka tomorrow.
なので、そんなめんどくさいことを考えたくない人は【be going to】と【will】の違いだけをしっかり理解してください。【現在形】と【現在進行形】は未来を表すことがあるんだな!それだけでOKです!
② be going toとwillの違い
【will】:今、現在決めた考えを主観的に主張したい場合に使われる。
【be going to】:以前から考えていたり、計画していたことを述べる場合に使われる。
Tom: I really love this story of his book. 「彼の本のこの物語が大好きだ」
Mary:Really? I will buy it. 「本当に?それ買いに行こうっと」
Tom: Are you free this afternoon? 「午後、暇?」
Mary: I am going to study with my boyfriend.「彼氏と勉強する予定なんだ」
③ 時や条件を表す副詞節 ➡ 時や条件を表す副詞節内では未来形は使えず、現在形で未来のことを表す。
時や条件を表す副詞節って??
when(~する時), before(~する前に), after(~の後で), till(~まで), until(~まで),
by the time(~までに), as soon as(~するとすぐに)
if (もし~であれば), unless(~でない限り), as long as(~である限り),
➡ 原則、接続詞なので直後にSVをとる。そのVで未来形を使えない。
では上記の解法をもとに、設問を一つずつ見ていこう!!
(1)(2)(3)は未来を表すさまざまな表現を問うています。
(1)であれば、「明日の2時」という特定の未来の時間帯での動作を聞いているので
未来進行形will be ~ingにする方がよい。
(2)文脈ではニュアンスの違いは分からないので、3つの未来の表現全てが当てはまる。
(3)は「will」「be going to」のニュアンスの違いを問う問題である。
➡ (3)の問題ではAさんの発言からBさんがもともと計画だてて、ドイツに行くことを考えていたと判断出来るのでbe going toを使った方が適切である。
(1)A. will be watching
(2)A.③ 明日、それをやり遂げるために大阪を出発し東京に向かう。
(3)A.② A:来週、あなたが予定あるって聞いたんだけど。
B:はい。友達に会いにドイツに行くつもりです。
(4)A. is about to across
➡ be about to do:『まさに~しようとしている』というイディオムです。
(5)(6)(7)(8)は時や条件を表す副詞節とそれとよく勘違いしてしまう問題です。
(5)であれば、まだ電車は到着していないので未来形を使いたいが、「電車が到着した時~」と時を表す副詞節中(when)なので、未来形を使わず現在形で未来のことを表す。
(6)であれば、父が帰ってくるのは未来で未来形を使いたいが、「父が帰って来るまでに」と時を表す副詞節中(by the time)なので、未来形を使わず現在形にする。
(7)使われているifは条件節の(もし~)ではなくて名詞節の(~かどうか)になっている。if節中でも名詞節として使われているので、未来を表すのにわざわざ現在形を使う必要はない。
(8)使われているwhenは時を表す副詞節(~時)ではなくて名詞節の(いつ~)として使われている。いくらwhen節中でも時を表す副詞節ではないので、未来を表すのにわざわざ現在形を使う必要はない。
【勘違いしやすいもの】
when ①副詞節「~時」➡ 時を表す副詞節なので未来形は使えない。
②名詞節「いつ~」➡ 単なる名詞節なので未来形は使える。
if ①副詞節「もし~」➡ 条件を表す副詞節なので未来形は使えない。
②名詞節「~かどうか」➡ 単なる名詞節なので未来形は使える。
(5)A.① 電車が到着した時に私を起こして下さい。
(6)A.① 父が戻ってくるまでには宿題は終わらせているだろう。
(7)A.② 明日、雨かどうか分かりません。
(8)A.② いつ電車が到着するか私に教えて下さい。
以上!基本時制でした!