【英作文対策】 PART 2 (神戸大学・岐阜大学)
問. 外国で暮らすということは、単に生き残るのに必要なこと ― 日常語を理解する力、ピザを注文したり、仲間とコミュニケーションをとるための話す力 ― を学ばせるだけである。(岐阜大)
(発想法)
【 Point:大枠を決めてから細かいところへ】
まず、大枠として考えなければいけないのは「AということはBである」 ➡ A mean B(that節/doing):AはBという意味である。を使い最後は「ダッシュ」:― を使って書いてもいいし、「例えば」:such asとして完結してもよいでしょう。
・学ばせるだけである
➡ 「make you learn just ~」~だけを学ばせると置き換えると書きやすい。
・単に生き残るのに必要なこと
➡ 「what is necessary to survive」生き残るなので、liveでは足りない。
・a 日常語を理解する力
➡ 「the ability to understand daily language」
*間違えやすいポイント
the ability to understand daily language(, カンマは×) speaking skills~ and communicate~と3つを並列させてはいけない。
(b ピザを注文する時とc仲間のコミュニケーションする時の)話す力
➡ 「 a 」and「speaking skill to b and to c 」と整理する。
(解答例)
Living in a foreign country means making you learn just what is necessary to survive, such as the ability to understand daily language and speaking skills to order a pizza and to communicate with your friends.
問. (1)ある講演会の席上で、私がどうして地域に文化活動が必要かといったことを、ひとくさりダラダラとしゃべったら、そのあとにこんな質問が出た。(2)「たしかに、あんたの言っていることはいい話だが、それにしても芝居のチケットに五千円は高すぎる。」 (神戸大)
(発想法)
【 Point:日本語の言い換え 】
・ひとくさりダラダラとしゃべったら
➡ このままだと英語で書けないのは当たり前。では【 Point:日本語の言い換え 】を使い、考えてみると「ひとくさりダラダラとしゃべったら」とは「長い時間かけて話をしている」という意味にすることが出来る。このように日本語を言い換えると、「give a long talk」や「spend a long time talking」などと容易に書けるのではないでしょうか。
・そのあとにこんな質問が出た
➡ 「こんな」をどのように表すか悩むところ。指示語ではあるが、前出を指すのではなく、後出の語(句)を指したい場合は「the following」を使い「次のような」と日本語を言い換えて使うことが出来る。「そのあとに」も「then」で表記できるが、「話が終わった後」「After I finished my talk」とした方が丁寧ですよね。「こんな質問が出た」も「次のような質問を尋ねられた」とすれば「I was asked the following question」や「someone asked me the following question」と出来るだろう。
(解答例)
At a lecture, I spent a long time talking about why we needed cultural activities in a community. After I finished my talk, I was asked the following question.
・たしかに~だが、・・・
➡ 基本構文「Certainly ~,but…」
・あんたの言っていることはいい話
➡ 「あなたが話をしていたこと」なので、時制は過去形か現在完了形で「what you told(have told) us」にする。「いい話」を直訳でgood storyにするのではなく、主語が「あなたが話をしていたこと=考え、意見」なのでright(正しい)やunderstandable(理解できる)にした方がなおよし。
・それにしても
➡ still
・五千円は高すぎる
➡ 「five thousand yen is too expensive×」は典型的な間違いである。expensiveは物に対して使うので(This bag is expensive)、金額に対してはhigh or low / much or littleを使おう。
・芝居のチケットに五千円
➡ 「芝居を見るために対して五千円」と日本語を解釈し「five thousand yen for a ticket to see a play」
(解答例)
Certainly, what you have told us is right, but still, five thousand-yen for a ticket to see a play is too much.