【名古屋大学 英語対策】

名古屋大学 英語対策】

 

『特徴』

・文脈判断を軸にした和訳

・文脈判断を軸にした説明文

・会話長文読解

・標準的な短い英作文

 

全ての問題に共通しているのはただ知識を持っている人より文脈をしっかり理解しているのかを問う設問が目立ちます。生徒の声と共にどのように対策していくか考えていきます。

 

① 和訳問題は解答してみるけど、いつも解答例と何かが違う。

名大を受験する受験生であれば、下線部の単語が分からないとか、構文解釈が出来ないとかということはないと思います。(出来ていない人は二次試験直前期を除き、まず単語暗記と構文解釈が出来るようになってから名大の問題に挑戦してください。) ではどこで差が出るのか?下線部前後の文から推測できるわけではなく、第一パラグラフから文章の論理展開を把握するために、時には丁寧に精読しながら、時には頭で整理することが出来る箇所があればその箇所 (パラグラフ) は速読をしていくことで、下線部にたどり着いた時には、言いたいことが何なのか分かっている状態で解くことが必要です。「下線部の問題を考えて」➡ 「文脈判断するために再読」ではなく!「最初から再読を重ね論理展開を整理」➡ 「下線部の問題を考える ➡ 解答が見えた上で記述する」

 

② 普通の長文読解は出来るけど会話文が苦手

名大の英語は2.3の長文問題の中に会話文が出題される時もあります。これを苦手としている受験生も多いようですが、決して難しいものではありません。なぜ、そういった受験生が多く出てくるのか?おそらく、評論長文読解は名大過去問ではなくても、日頃から学校や予備校、参考書で多くの量を読み、解いてきているが、長文レベルの会話文はそこまで経験していないからだろう。だからこそ、対策は簡単。内容は決して難しくはないので、名大英語15か年や過去問で会話文だけ徹底演習すればいいだけです。ただし!!ただやみくもに解くのではなく、会話文を解く際の注意点があります。1【時がいつかを常に意識】:急に月日が過去や未来へと飛んでいくことがあるので混乱しやすい。2【人称代名詞は常に意識】:誰のことを指しているか読み違えている場合、全体の解釈に影響するので人称代名詞はチェックをつけるなり、常に意識しよう!3【省略されている文だらけである】:会話文は評論より、とにかく省略されている文が多いです。そもそも『下線部以下に省略されている語句を答えなさい』など設問で問われることもあるので、常に意識していこう。

 

③ 英作文はとにかく構文を覚えるの?

いいえ!!絶対にやめましょう!!最初にも書いたとおり、名大は知識を持っている受験生がほしい傾向の問題を作ってはいません。なので、日本語から直訳して書けるような問題はありません。ただ、京大や阪大とは違って、少し意識すればすぐにでも解けるようになります。その解法は?まず、いきなり英語を書き始めるのではなく、日本語の読解から始めましょう。問題となっている日本文がどういった意味を伝えようとしているのか?そして、それを英語で表現しようとするなら、どのように日本語の言い方を変えていこうかと。そうです!日本語の表現を英語で表現できるように言い方を変えよう!!ただし、しっかり日本語文を読解して、日本語文が伝えたい内容は変えてはいけません。伝えたい内容は変えず、表現の仕方を英語で書けるように変えるのです。この練習を過去問でやっていけば、大丈夫です。