【センター試験対策】 リスニング編 PART 1

センターまで残りわずか、「そういやリスニングは何も手をつけてないけど、どうせ点数上がらないからいいやー」という受験生は多いです。

 

私はいつも言います。はっきり言います!

「今から、リスニング力は上がりません!!」生徒は苦笑いで「ですよね。。。。」

 

 

「ただ!リスニング力は上がらなくても点数は上がります!!」

いいですか、上がります!!!

50点満点がとれるとか、40点以上確実にとれるとか、そういったペテン師みたいなことは言いません。今、それぞれの受験生が持っている英語力に合った点数が出し切れていない人が、出し切る方法です。

なぜ、みんな平等に点数がとれないのかというと、リスニングで点数をとるためには、語彙力や会話文理解力など、他の英語力の要素が必要なので、リスニング力があれば、点数がとれるわけではありません。

帰国子女の子が全員リスニング満点でない理由もここにあります。いくら喋れて、聴けても、リスニング内容のテーマ知識や語彙力がないと解けないですね。

 

では、自身の英語力を活かす方法を紹介します。

 

センター試験対策】リスニング編①

[第1問]

メモをとってはいけない。

 

時間や商品の値段などの計算があるので、メモをとる人がいますが、絶対にしてはいけません。冷静に考えてください。短い英文の中で聞こえてくる式なんて、小学校低学年レベルのものです。それをわざわざメモをとっていたら、とっている間に大事な数字を聞き逃してしまいます。メモとりながら、聴くんだという人は天才でしょう。ぜひ、そのやり方で満点をとってください。私も含め、聞きながら、書くなんて出来ません。完全集中の状態で、2回聴いて頭の中で計算してください。小学生レベルです。

 

 

[第2問]

返答者側に立って聴く

 

会話文なので、ただ、ぼーっと聴かないでぐたさい。筆記の会話文をどのように解いてますか?返答者が何って言うかに焦点を当てて、解いてますよね。ただ、訳して解いてないはずです。リスニングも一緒です。ただ、聴かずに、返答者側に立って聴いてください。

 

 

[第3問A]

聴こえてくる単語を使った選択肢に騙されるな!!

 

リスニングが不安な人は内容理解より、聴こえてくる単語に印象を強く持ちます。ある程度長い文章になると、不安になってきて、最後の一言、一文で聴こえてきた、単語が印象強く、その単語を使った選択肢を選びがちです。内容はめちゃくちゃでも、あっ!最後に聴こえたこの単語の選択肢を選ぼうって。それは罠選択肢です。聴こえてこない単語を使った選択肢が正解の方が多いです。絶対に単語で選択肢を選ばないでください!

 

[第3問B]

 

2回で聴き取ることを前提に、メモをとる!!

 

この問題はグラフの空所を埋める問題ですが、1番はここ、この国の次にあの国くるなど、そんな簡単な問題だけではありません。(もちろん、そういった問題もあるので速くそれは片付けよう)ここでは、無理に一回で聴き取ろうとしないこと。この選択肢は違う、この選択肢は空所17か18のどちらかだと、選択肢を削ってください。2回で聞き取ればいいんです。メモをとったり、計算するんだから、聞き逃す所が出てきます。メモをとって選択肢を少なくしていこう!

 

[第4問A B]

 

全ては聞き取れません。選択肢をいかに速く読んで、必要な部分がどこか知ること!

 

 

最終問題ですが、答え解説を見てみるとがっかりします。

えっ!!そこだけ聞きとれば、正解出来るの!!

そうなんです!!全部、聞き取らなくても、意味が分からなくても、正解することは出来るんです!第4問Bでさえ、長いですが、必要なのはたった一文の聴き取りだけです。その一文がどこか分からないんだよ怒!って不満が爆発しそうですが、その対策としては、絶対に設問、選択肢を先に読んでおくべきです!聞き取らないといけないのが、どの部分なのか。そこが分かっていれば、あーまだかなー関係ない関係ない。。。あーっここだ!とピンポイントで集中して聴けるはずです。

正直、選択肢を先に読んでおくのはこの第4問だけでいいと思います。それ以外は選択肢読んでる間に放送が始まってしまったらシャレになりません。。。

 

最後に

リスニングは全て、聴き取れなくていいです。というよりそんなことは不可能です。みなさんも小学生の時に国語の時間に日本語の聴き取り問題しましたよね?全て聴き取れて、全問正解しましたか?無理でしたよね。母国語の日本語でも無理なんです。外国語なんて、絶望的です。

 

大事なのは解き方、聴き方の戦略です。ただ、魔法のようなテクニックはないので、(そういうのはペテンです。騙されないでください。)以上のことを意識して5回は練習してください!!そして解説を見て、どの部分を聞きとればよかったのか、どこに騙されたのかを確認してください。リスニング力ではなく、どこを意識すれば間違わなかったのかそこに焦点を当てて、練習してください。5回程練習した頃には見えてきます。自分のミスポイントが。