【推薦入試】 志望理由書の書き方 PART 2 (語学・外国語系統)

今回は学部系統別に注意点を述べていきます!!

PART1をまだ読んでない人はそちらからまず読んでください。そちらに、志望理由書の書き方の概要が書いてあります。

 

では、今回のテーマは【語学・外国語系統】です!!

グローバル化から英語の社内公用語までここ10年で急激に人気が高まっていき、未だに高い人気を保っています。ただ、学生たちが抱いているのは憧れどまりで、具体的なイメージを持っていない人が多いです。高校三年生でそこまで考えることは正直難しいです。だからこそ、ここでしっかり考えていきましょう!!

 

まずは、生徒からの添削依頼を受けた時の典型的なNG集から紹介します。

 

① 外国人との交流のために英語を学ぶ。

さすがに、こういう事を書く生徒は減ってきたものの、いまだにいます。大学側からすると「英語を学びたかったら、英会話や予備校に行ってください」です。大学は英語を学ぶ場所ではありません。それは高校生が学ぶことであって、大学では英語を使って何か〇〇を学ぶんです。あくまでツールです!!

授業も基本的に英語の日本語訳や文法なんてやりません。それじゃあ、高校と一緒です。間違ってもグローバルに活躍するために英語をより学びたいなど、書いてはいけません。言語学など、英語の構造分析などは別ですが、これも高校、予備校で行っている構造解釈とは全く違うものなので、間違えないようにしましょう!

 

② グローバルに活躍したい。(使い方に注意)

さて、この言葉は便利なので、間違って使うとコピペみたいな文章になります。使い方に注意しましょう。グローバルに活躍とはあまりにも曖昧です。具体的にどのように活躍するかの記述がないといけません。例えば、具体的な仕事内容・地域。そして何よりも活躍している将来の自分像の具体的な記述が必要です!!

 

③ スペイン語・ドイツ語など、なぜその言語を選択?

①と多少、話が重なりますが「英語だけでなく、ドイツ語も学びたいです」では、英会話学校へどうぞという話になります。英語とは違って、文法や構造など一から大学で学びますが、あくまで大学4年間の目標はその言語をマスターするだけではなく、使えるレベルまで!つまりツールとして何かを学ぶレベルまで到達することを目標にします。なので、最終目標としてトリリンガルになりたいとは間違っても書いてはいけない。なってどうしたいのかを書かなければなりません。そして何より、なぜその言語なのか?フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語・中国語など、どれでもいいわけではないので、その言語を選んだ理由が必要である。将来のビジネス関連を理由にすると中国語やドイツ語が筆頭になりますが、必ずしもビジネスに絡める必要はありません。自分なりでもいいので、しっかり考えた理由が必要です。

 

以上のことで、すべてに共通することは、みんな大学卒業後のビジョンがない。。。

もちろん高校生のうちに考えるのは難しいかもしれない。ただ、合格している生徒たちをみていると、きまって将来のビジョンも明確に持っている。別にそういった生徒たちは留学経験があるわけでも、外国人との交流があるわけではない。ただ、自分がしたいことがあって、そのために外国語の習得が必要であるということです

 

外国語を学びたい ➡ 自分のしたいことを考える ×

自分のしたいことがある ➡ そのために外国語の習得が必須 〇

 

以上のことを考慮すると、志望理由書でもまず、

 

「私は将来、〇〇〇〇〇〇〇をしていきたいと考えています。そのためには〇〇〇〇の能力が必要です。その力をつけるためにはまず〇〇〇〇を学んで、〇〇〇を研究していかなければいけません。貴学ではその〇〇を学び、〇〇していくために〇〇のことをしていく~~~~~~~」

 もちろん、PART1で述べたように、その詳細の中には他大学との差別化ができれば、なお良しですね!!

 

以上!その言語をなぜ学んでいく必要があるのか?から考えてみてください。